YOUTUBEでポリッシャーの使い方のレクチャー動画を見ても上手くいかない理由
結論:多くのレクチャー動画が室内でやっていて、それを屋外で真似するから
- なぜ室内で撮影するのか
- 室内と屋外でどう違うのか
- 屋外で磨く場合はどうすれば良いのか
まず、室内で撮る理由です。これは「傷を撮りやすいから」です。車は屋外で撮るとキレイに見えます。試しにスマホで撮ってみて下さい。中古車情報サイトできれいそうな中古車を見つけて店頭まで見に行ったら、イマイチだった…という経験がある方も少なくないはずです。対照的に室内では洗車傷も磨き傷も撮影しやすいんです。
磨きの動画を撮る時には、傷をどう見やすく撮るかを考えています。
次に、室内と屋外で何が違うのか。それは、気温や湿度、風、日光等の影響です。
”コンパウンドは水分がある状態で使う”
”同じ場所を何度通ったかが研磨力の差になる”
この二つがとても重要で、極端な話、湿度が低く気温が高い真夏の炎天下で磨くと、すぐにコンパウンドが乾いてしまい、能力を発揮できないから何度同じ場所を通しても傷が消えないという事が起こります。
最後に、屋外でやる場合はどうすれば良いかという点ですが、ポイントはこの三つです。
- ボディを冷やしてから磨き始める
- コンパウンドを多めにつける
- 磨く範囲を極端に狭くする
ボディは水洗いしてから磨きますが、春先の過ごしやすい気温でも、車の表面の温度は上がってきます。更に研磨する事で、摩擦熱で熱くなります。なので、冷たいと感じる温度まで下げてから磨く必要があります。
僕のやり方は、ビショビショに濡らしたバスタオルをペタッと貼って熱を取り、剥がして少し水分がある状態で磨きます。次の箇所を磨く前に触ってみて、冷たくなかったらバスタオルを貼ります。
普通のタオルでは無くバスタオルを使うのがポイントで、磨く所より大きな範囲で冷やしておくと、摩擦熱の逃げ場ができます。
次にコンパウンドの量ですが、100均の認印くらいの大きさで4か所程度つけます。これは室内でやるには多すぎますが、屋外なら適量か少し多いくらいになります。やってみて多すぎると思ったら減らして下さい。環境によって変えていきます。
習字で例えると、ギリギリかすれない量が最適みたいな感じです。
あとは磨く範囲を極端に狭くする事です。
よくあるレクチャー動画は、だいたい3列くらいで磨いていると思います。左から右へ行って、一段降りて右から左。また一段降りて左から右。みたいに。ここまで伸ばすと、しっかり磨く前にコンパウンドが乾きます。
これを、バフ2枚から3枚分の左右移動だけで行ったり来たりして磨きます。こうすることで、コンパウンドがしっかりと効き、そのコンパウンドでの磨き傷に整っていきます。
こちらの動画の2分35秒あたりから見てみて下さい。狭い範囲でコンパウンド多めです。冷やすシーンはありませんが、蜃気楼が見える程暑い日です。
ここまでの説明の他にも、ポリッシャーの動かし方、力の入れ具合、段階の分け方、コンパウンドの選び方、バフの選び方等々大事な事がいくつもあります。
これからポリッシャーを買ってやってみたいと思っている方や、ポリッシャーを買ってやってみたけど満足な状態に出来なかったという方は、是非研磨講習を受けに来て下さいね。手探りでやると少なくとも3年程度はかかるところまで、1日で到達できます。
YOUTUBEを見て実際に会いに来てくれる方の多くは
「イメージより気さくで話しやすくて良かった!」
と言って頂けます。
実は動画では怒った顔を作っているんです…。
ほら僕タレ目でしょう。普通にしてると笑ってるように見えるみたいなんです。今まで何度も「なに笑ってるの?」と言われてきました。妻にまで言われるんだから、これはもう誰からもそう見えているはず。
ある日の晩御飯の時です。味噌汁を飲んでいる僕を、妻が微笑みながら見てるんです。
「ふふっ…おいしいの?」
って。
…いや別に普通ですけど…。
ニコニコしながら飲んでるから、よっぽどおいしいように見えたんですって。
この顔で車磨いてたら確実におかしい人になるでしょう。だから怒った顔を作ってるんです。
というわけで、デフォルトが笑顔の僕がしっかり磨き方をお伝えしますから、全く知識の無い状態でも全く問題なしです。
「磨きって楽しい!」
を伝える研磨講習やってます。